吸引分娩、出産後の縫合でひと暴れしました

f:id:sanahanas:20190522095624j:plainこんにちは。サナです。

私は妊娠32週から切迫早産で入院しましたが、結局なんだかんだ産気づかず、

39週2日で破水、出産となりました。 

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出産時は血圧があがってしまい、吸引分娩に。

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この吸引分娩ですが、問題は出産後でした・・・

 

吸引分娩だと基本的に会陰切開が必要

「なんらかの理由で自力での出産が困難な場合」に吸引分娩となるわけです。

私の場合は血圧上昇ですね。

このまま自力で頑張ってると他の疾患を誘発しかねないほど血圧がり、

出産をより早く終わらせる必要があったので

吸引分娩になりました。

 

吸引器を赤ちゃんの頭に当てて吸引しますが、

当然、吸引器ってそれなりの大きさです。

会陰切開はほぼ100%必要です。

 

出産前、あんなに避けたいと思っていた会陰切開…。

吸引分娩になったので、当然避けられませんでした。

 

会陰切開自体は痛くない

前回の記事にも書きましたが、麻酔をされるので会陰切開自体はまったく痛くありませんでした。

麻酔もチクッとしたかな、くらいでほぼ痛くないです。

ていうか、それどころじゃない、陣痛で。

いつの間にか切られていました。

 

吸引分娩だったので、けっこうがっつり切ったんですよ。

それでも全く痛くなかったです。

このときは。

 

出産後は力を使い尽くして気力がない

さて、吸引した途端するりと産まれてきた我が子。

大仕事を終えて私は脱力しきっています。

 

私はよく頑張った。

みんなのおかげだ。ありがとう。

もうこれ以上頑張れないくらい頑張った。

褒めてほしい。やっと終わった。

 

こういう気持ちです。

 

心理的に、

 

これ以上頑張れませんよ

もう何にも頑張りませんからね、今日のところは。

 

という状態なんですよ。

 

気力が尽きている中で行われる会陰縫合

会陰縫合は地味に痛い

もう頑張れないのに始まる会陰縫合。

「ちょっと縫うからねー」と先生に言われて始まりました。

 

ちくちくちくちくちくちく

ちくちくちくちくちくちくちくちく

ちくちくちくちくちくちくちくちくちくちく

 

痛い。

地味にちくちく痛い。

 

「先生、痛いです。」

「痛いっ。痛い、もうやだ!」

と訴えると、先生が麻酔を追加してくれました。

でも痛みがゼロになるわけではない・・・

 

・・・なんなの??

なんであんなに頑張ったのに、更にこんな痛い目に合わなきゃいけないの????

 

陣痛・出産に耐え抜いたからって、痛みに強くなるわけじゃない

繰り返し痛がる私に、助産師さんたちが声をかけてくれます。

「陣痛も出産も頑張れたじゃない。アレを頑張れたんだから、縫うのは大丈夫だよ。」

 

そういうことじゃないんだよ。

「アレに比べればマシだなぁ」で乗り切れる精神状態じゃないんだよ。

あんなに頑張ったのにまだ頑張らなきゃいけない、それが耐え難いんだよ。

 

ていうか、陣痛・出産を乗り越えたからって痛みに鈍感になるわけじゃない。

 

その時に私が残した名言があります。

 

「いつだって、その時痛いのが1番痛いよ。」

 

そういう私に、助産師さんたちも、

「うん・・・そうだよね・・・」

と言っていました 笑

 

縫合の時間が長すぎる

追い打ちをかけたのが、縫う時間です。

ちょっと縫って終わりだと思っていたんですが、5分経ってもまだちくちくやっている。

 

「先生、あとどれくらいかかりますか?」

と聞くと、

「20分くらいかなー。」

とのお返事。

 

・・・聞き間違いかな。

 

これを30分近く耐え抜けと?!

出産を終えたばかりの私にか!!

いやいや、聞き間違いに違いない。

 

更に5分経過した頃、

「先生、あとどれくらいかかりますか?」

ともう一回聞いてみました。

「あと15分くらいかなー。」

と縫いながら先生。

 

聞き間違いじゃなかった!!!

 

この後、本当に30分縫われます

 

「もうやめてもらっていいですか」

20分くらい縫われたところで、心底嫌になってしまいました。

 

なぜ妾がこんな目に合わねばならぬのじゃ・・・

大仕事をやりきったというのに・・・

解せぬ・・・

 

今思えばちょっとしたパニックみたいになっていたようで、

「もうやめてもらっていいですか」

「やめてほしいです。もういいもん」

と言っていたようです。

あんまり覚えてないんですよね…。

陣痛や出産はばっちり覚えているんですが。

 

慌てる助産師さんと旦那さん。

 

「こらこらこらっ。ダメだよ、あとちょっとだから。」

「サナ、大事な処置だよ。必要だから先生やってくれてるんだよ。失礼だよ。」

 

吸引分娩のときいい、誰も味方になってくんないな。ちくしょうめ。

まぁ、当然ですが 笑

 

私がぶつくさ言っている間、先生は失礼な私に怒ることなく冷静に縫合を続けていました。

ほんと、すいませんでした。

 

周りのみんなが必死に私の気をそらそうとしてくれるが…

あんまり私がぶつくさ言うので、

そして会陰縫合を嫌がって拒否ろうとするので、

助産師さんや旦那さんが私の気をそらそうと赤ちゃんを連れてきてくれました。

 

いざ赤ちゃんの顔を見ると、

ついついぶつくさ言うのをやめて

「うわぁ~」と言いながら触ったりします。

 

でも次の瞬間、

ちくっっ

と痛みが。

 

「痛いっ!!!」と叫ぶ私。

そしてまた先生にぶつくさ言い始める。

 

「お母さん、おかしいねー。ほら、赤ちゃんの方が静かだよ」

と旦那さんに言われましたが、

じゃあやってみなさいよ、

大仕事の後のちくちく地獄

 

まとめ

念のためお伝えすると、吸引分娩になった人が全員30分縫合の刑に合うわけではないです。

 

後で助産師さんに聞きましたが、

私の場合、会陰切開の範囲がめちゃめちゃ広かったということはなかったそうです。

ただ、本来ならお産が自然に進むと会陰はやわらかくなるんだけど、

私の場合はそこまで進む前だったので会陰がまだ固かった、と。

だから何層か縫わなきゃいけなくて、

縫う時間が長くなっちゃった、とのことでした。

 

陣痛より、出産より、この縫合が辛かったです・・・

仕事を終えたと思ってるから余計に頑張れないんですよね。。。

 

30分後、やっと終わった、と解放されたんですが、

本当の大変さはここからでした

つづきはこちらです。。。

 

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