吸引分娩がイヤで分娩台で抵抗した話

f:id:sanahanas:20190521153404j:plain

こんにちは。サナです。

36歳から妊活を開始し、37歳で出産しました。

www.sanahanas.com

 

私は陣痛自体はとても順調に進んでいったのですが、

いざ産むときは色々とトラブって結局吸引分娩になりました。

 

www.sanahanas.com

 

誰しもスタンダードに、できるだけトラブルなく出産したいと思うものです。

私もできる限り無問題で出産したかったので、やれることは全部したつもりだったんです。

でもいざ出産となると、思っていたようにはいきませんでした。

 

分娩室には歩いて行けた

陣痛室で陣痛を頑張っていましたが、

いざ産む段階に入ると、分娩室に移動になります。

そのときは痛みのピークを迎えていますが、私の病院では基本的に分娩室までは歩いて行く、と説明を受けていました。

 

いざ歩くよ、と言われたときは

「マジか。しんどいけどな。」

とは思ったものの、けっこう歩けます。

助産師さんや旦那さんも手を添えてくれているし、歩けないほどの状態ではありませんでした。

 

いざ産もうとすると上手にいきめない

さて、分娩台に自力であがって、体勢ををとって、

陣痛の波に合わせていきみます。

 

「今だよ!いきんで!」

と助産師さんから声がかかります。

 

ところがうまくいきめません。

 

ソフロロジーをやっていたため、いきむときに息を吐いてしまったんですね💦

 

「違う!いきんで!!」

と言われて再びチャレンジ。

今度は1回目よりは上手にできたものの、力が足りません。

 

そうこうしている間も陣痛はめちゃくちゃ強くなってきています。

お腹の中で、何かが絞られている感じ。

身体が全力で何かを排出しようとしている感じ。

 

これね、私はなかったけど、排便しちゃう人がいてもおかしくない。

こんな絞り出しは初めての体験です。

 

「ほら、もう1回!」

と言われてまたいきむます。

「そう!上手!この調子!」

と褒められました。

 

4回目。助産師さんのタイミングでいきもうとするものの、うまくいきません。

 

もうね、痛くてね。

痛いし、身体は何かを絞りだしてるし、いきみきらない。

やり方がうまくつかめない。

でも、やり方を模索する余裕もない。

 

血圧がどんどん上がってしまう

この4回、たった4回いきんでいるうちに、

私の血圧はぐんぐん上昇していったようです。

 

4回目にいきんだ頃にはどうやら

180超え/110超え。

 

私からは血圧のモニターは見えないので、後で聞いた話ですが。

 

「吸引しよう」と言われて抵抗する

血圧が高くなってきてしまったので、先生が

「吸引しよう」

といいました。

 

それを聞いた私はですね、この余裕のない中、

「いやだっ!!!」

と叫んでですね、足を閉じたんですね。。。

 

この時、私の頭の中には、

・吸引分娩ってリスクがあったはず

・赤ちゃんの頭の形が崩れたらどうしよう

・そもそも会陰切開がイヤ

・まだ4回しかいきんでないじゃん!もうちょっとチャンスをください。

という感情が渦まいていました。

 

で、思わず分娩台で足を閉じたわけなんですが。

そんなことするヤツ、いないんでしょうね。

 

「こらこらこら!」

と、慌てた様子の助産師さん(複数)に足を広げられました 笑

 

「いやだ!まだ頑張りたい!!」

と、それでも抵抗する私に、助産師さん・先生・旦那さんがみんなして、

 

「赤ちゃんが出てくるの、ちょっと助けるだけだから!」

 

「サナ、血圧上がってるの!危ないの!!先生の言うこと聞こう」

 

「もう頭も見えてるから!」

 

と寄ってたかって言う訳ですよ。

誰も味方になってくんない。こんちくしょう。

 

抵抗虚しく、切開→吸引

まーー、どんなに嫌がっても、どうしようもないですよね。。。

だってこのままじゃリスクがあるわけですからね。

 

助産師さんと旦那さんが私をなだめている間に、

先生は麻酔の準備をして、

なんかチクッとしたなー、と思ったら切開されました。

問答無用です。

 

吸引したらするりと生まれた!

そして吸引の道具を当てられて

「いきんでー」

と言われてちょっといきむと、

すぽんっ

とそりゃーもうスムーズに出てきました。

 

出てくる瞬間の感覚は、今までに経験したことのないものでした。

出た瞬間、それまで自分の身体じゃないみたいに何か絞り出そうとしていたあのぎゅーーーーーがピタッと止まりました。

 

旦那さんが泣きながら

「ありがとう!生まれたよ!本当にありがとう!!」と言って私の手を握っています。

 

でも、私は吸引されてからのあまりの早さの出産に、まだ状況に追いつけなくて、呆然としていました。

 

そしたら赤ちゃんの泣き声が響いて、

「良かった、泣いた。」って自分の口から声が出て。

 

実感しました。

赤ちゃんを無事産めたんだって。

 

産み落とすこと自体はまったく痛くなかったです。

まぁ、切開のために部分麻酔をされて、

吸引もされているからかもしれませんが。

 

まとめ 

出産するまでは、

「こんなお産にしたい。」

「こんなお産は避けたい。」

と色々考えていましたが、いざとなったら自分の希望よりも医学的根拠に基づく対処の方が優先されます。当たり前ですが。

 

まさか自分がいきむのが下手くそで、血圧あがって吸引になるなんて、出産前は夢にも思っていませんでした。

 

理想のお産のためにできる準備は全部しても、その通りになるとは限らない。

だから当たって砕けろ、くらいの気持ちでいても良かったのかも。

 

吸引されるとほんっとするっと出てきて、

頭の形もほとんど変わりませんでした。

だから、私の場合は最後の最後だけの吸引だったんでしょうね。

 

抵抗しといてなんですが、おかげさまで母子とも無事に出産を終えることができたので支えてくれた先生・助産師さんたち・旦那さんには感謝しています。

 

 

ランキングに参加しています。

ポチっとして頂けると嬉しいです。

 

にほんブログ村 マタニティーブログへ
にほんブログ村